ユニークなアイディア満載!運動会を盛り上げる工夫を凝らした取り組み

この記事は、2022.10.31公開の内容を最新化しております。

運動会を盛り上げる工夫を凝らした取り組み

食欲の秋、芸術の秋…いろいろな秋がありますが、元気いっぱいの子どもたちにとってはなんといっても運動の秋!

ここ数年、コロナ対策でなかなか思うように開催できていなかった運動会も、感染対策のツボを押さえながら開催できるようになりましたね。

今回はそんなさくらさくみらいの運動会の風景をレポートします!

目次
・ごっこから「運動会」へ…コロナを乗り越えて
・withコロナだからこそ。つながりを感じたい
・次へのわくわくも膨らむ!パラバルーン

ごっこから「運動会」へ…コロナを乗り越えて

2022年6月。
いち早く運動会を行ったのはさくらさくみらい成増。

土曜日に近隣の体育館を借りて、開園2年目のさくらさくみらい成増としては初めての大きな行事となりました。

さくらさくみらい成増運動会のようす
準備をするワクワク感も大きな行事ならでは

2021年は「運動会ごっこ」を行ったものの、保護者様をお招きすることができず、今回が親子参加できる初めての大きな行事とあって、みんなの期待感も2年分!とはいえ当時まだ完全に収束したわけではないコロナの感染対策をしつつ、どう保護者様にも楽しんでもらえる行事にするか…を悩んだそう。

そこで「見るだけじゃなくて参加できる運動会」として、各年齢でそれぞれに親子で参加できる種目を取り入れました。例えばひよこ組さんは車に見立てた段ボールに乗ったわが子を保護者様が引っ張り…さらに、スズランテープをくぐった先にはフォトスポットが!

ダンボールで作った車にのる乳児さん
「お買い物」するフルーツは子どもの手形つき

席の間隔を開けたり、人数制限をしたり、乳児さんと幼児さんの2部制にしたり…様々な工夫を凝らしながらの開催してきたコロナ禍の運動会。開園からの年数とともに、行事もどんどん進化を続けていきます。  6月という年度切り替わりからあまり時間をかけない時期にやろうと決めたのは、前年度の3月だったそう

年度切り替わりと運動会の準備の並行はとても大変そうですが…
「子どもたちの普段の姿、保育園ってこういうところだよ、という自然な姿をお伝えしようと思いました。」と話してくださったのはK園長先生。さくらさくみらいの保育のバイブルともいえる「みんなの保育指針」を読み込んで、「さくらさくみらいの行事が大切にすることってそういう(子どもたちのありのままの姿を大事にする)ことかなって」考えて組み立てていったそうです。
また、「子どもたちも、進級して“ちょっとおにいさん、おねえさんになったぞ”というワクワクした気持ちそのままに、運動会に臨めたみたい」。確かに、進級したての頃って世界がパッと明るくなったような、ワクワクした気持ちがありますよね。その子どもたちの姿をうまくとらえて、子どもたちも保護者様も楽しめる運動会になったようです。

運動会後も玉入れに夢中な子どもたち
運動会ロスの子どもたちはその後もしばらく玉入れに夢中だったとか…

【関連ブログ】
さくらさくみらい成増
https://www.sakura-39.jp/hoiku/narimasu/blog/?page=1&y=2022&m=06

withコロナだからこそ。つながりを感じたい

運動会に際して素敵なTシャツを準備していたのは、さくらさくみらい北品川園の5歳児きりん組のみなさん。このTシャツ、背中の模様、なんと全員分の寄せ書き…ならぬ寄せ手形なんです!

手形入りTシャツ
ビビットな色使いが真っ白なTシャツにめちゃくちゃ映えます!

これまでも、卒園を控えた5歳児さんに記念になるものを企画したりしていたそうなのですが、2022年は運動会までの時間で、子どもたちの気持ちが自然にひとつにまとまるように、とTシャツづくりを企画したとのこと。

徐々に社会活動は通常に戻ってきたとはいえ、当時はまだまだコロナでクラス全員が集まれないことも多く、目玉となるパラバルーンも全員揃った練習はたった1回! それでも、練習の中では今日お休みした子の分も私が頑張る!と子どもたちが自然とフォローしあう姿が見られたそうです。

パラバルーン練習の様子
2人分抑えようと寝っ転がって全身でがんばります!

運動会の当日だけでなく、その日に向けて少しずつ気持ちを高めていく子どもたちの姿は、保護者の皆さんにも伝わっていたようで、当日は5歳さんがお揃いのTシャツで入場してくるシーンですでに涙ぐむ方もいらっしゃったとか。
運動会、というその日だけでなく、その日に向かう日々の生活の中で園と保護者様が子どもたちの姿を伝えあう、そのストーリーを共有しているからこそ、「その日」が輝くんですね。

【関連ブログ】
さくらさくみらい北品川「☆感謝と感動の運動会☆」
https://www.sakura-39.jp/hoiku/kitashinagawa/blog/?ID=54646&category=38

次へのわくわくも膨らむ!パラバルーン

運動会と言えば…の花形、パラバルーンを8月から練習していたのがさくらさくみらい元町。元町園の運動会では必ず登場する、伝統の種目です。
大人主導で「はい!今日から練習だよ!」とやらせる時間にならないよう、先生たちはパラバルーン自体に触れる少し前から音楽を流してみたり、子どもたちが自然にやってみたい、という気持ちになれるような仕込みをしていました。4歳児さんと5歳児さんが合同でやる大きな大きなパラバルーン。ただ、大きすぎるが故に、園内では練習できない、かといって猛暑の日々外に出ての練習のタイミングもなかなかとれず…という苦労もあったそう。

外でパラバルーンの練習
園では収まらない大きなバルーン、猛暑の合間を縫って外で練習

それでも、「緊張をバネに、当日が一番、子どもたちの頑張る気持ちが出ていたような気がします。」と語ってくれたH園長先生。3年ぶりの大きな運動会、4歳児さん5歳児さんでも前回の運動会の記憶は残っていない中、子どもたちにとっては初めて感じる緊張感の中、大きなパラバルーンを一生懸命操っていました。

大きく膨らんだパラバルーン
みんなで息を合わせ綺麗に膨らみました


他にも、5歳児さんがやっていた組体操に憧れて、翌日から4歳児さんが真似する様子も。運動会をその日だけの取り組みにせず、自然に次につなげていく姿が見られています。

1歳児さんの競技では、子どもたちが被らなかったお弁当の具材に見立てた帽子を保護者様が率先して被る一幕も。子どもたちだけではなく、保護者様も久しぶりの運動会を楽しみにしてくださっていたんだ、という気持ちが感じられました。日頃の送迎は忙しくてゆっくりとお話しできない保護者様の意外な一面が見えたり、心の距離が少し縮まったような気がします。

被り物をするお母さん
トマトお母さん奮闘中!

大きく膨らむパラバルーンのように、子どもたちが今日の“できた!”を自信にして、ワクワクを胸いっぱいに抱えて日々を過ごしていけるよう、さくらさくみらいの先生たちはいつも子どもたちを見守っています。

パラバルーン大成功
パラバルーン大成功!

いかがでしたか。
どんな状況下でも子どもたちは毎日を楽しみながら確実に成長しているのが伝わってきますよね。そして、先生たちが、子どもたちの背中を押してくれているということも…!

今年の運動会では子どもたちがどんな姿を見せてくれるか、今から楽しみですね。

さくらさくみらいに興味を持った方は…

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