【保育園ができるまで】密着取材で舞台裏の様子をお届け!

2021年10月に開園予定の保育園ができるまでを追いかけます!

皆さんは保育園がどのようにできていくか、ご存知ですか?
多くの方にとって、保育園は出来上がってから足を踏み入れるものではないでしょうか。
保育園がどんなふうに出来上がっていくのか…その裏側を見てみたい!ということで、密着取材でその舞台裏をレポートしちゃいます!
第一回目は2021年2月某日、飯田橋にある大和ハウス工業本社で行われる内装ミーティングへ取材に行ってきました。2021年10月開園予定のT園をオープンまで追いかけます!

今回の打ち合わせのテーマは『保育園の内装』

今回、大和ハウス工業様からは、東京流通設計第三課課長 福本様、同じく東京流通設計第三課西本様。さくらさくみらいからは、背丈も笑い声も大きな開発グループのMさんが参加。 福本さんはさくらさくみらいとの付き合いが長く、西本さんは昨年4月に大阪から転勤してきたばかりの方。お二人とも物腰は柔らかくありながら建物に対して熱量を持って真摯に関わってくれています。取材はわたくし、さくスマ編集部の影のドン?!こと、「スマ」が担当します!


さあ、内装の図面やスケジュール表が配られ、和やかな雰囲気で打ち合わせが始まりました。

まずはスケジュールのチェックです。工事のことだけでなく、山ほどある届け出書類のスケジュールを一緒に確認し、いつ何の検査があるのか。それまでに何が完成しないといけないか・・・を確認していきます。1つでも遅れたら保育園の開園が遅れることに繋がりかねないため、細かな日程まで微調整をしていきます。

そのあとはお待ちかねの内装の確認。 紙の図面と時にはPCでの3Dモデル(カッコイイ!)を見ながらコンセントの位置やインターホンの高さなどを決めていきます。

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正直、全然話についていけません。 きっと3人は・・・図面を頭の中で建物として再現できる特殊な能力を持っているんだと思います。

玄関のインターホンとカードキーの位置を決めるときには、会議室で実際に立ってカードをかざす動作をし、保護者の方の目線で使いやすいかな?と考えるMさん。建物が見えているだけでなく、使う人の日常も見えているんですね。

屋上のテントの色を決める時には、実際の材料の色見本が登場。

西本さんのオススメは、黄色とオレンジ。ここで「せっかくだからスマ君(記者)決めなよ」と言ってくれて、なんと飛び入り参加で私が決めることに。この建物の屋上は保育園の子どもたちにとって非日常を味わえる場所。ワクワクする色をという考えでオレンジ色に決まりました。


玄関コーナーの微調整も行います。下駄箱の数が園児数ギリギリの設計になっていたので職員と保護者の方などの利用を考え下駄箱を増やすことに。

問題なく設置が出来そう、と思っていたらここで問題発生!

新しく追加することになった先生用の下駄箱の配置的に、玄関の土足エリアを通って園に入らなければならないことに気づきました。解決するために先生の下駄箱の配置場所を変えようとしたけど難しそうです。図面ではどうしようもない・・そう息詰まった雰囲気が漂う中、1つのアイデアが出ました。

図面は変えずに玄関の先生が歩くスペースにすのこを置くという発想です。これで無事玄関問題は解決。緊張感が走り去ったあと「これで大丈夫そうですね」と安堵の溢れる言葉が3人の間を行き交いました。

都内の好立地に認可が下りるようなスペースの保育室・・・と考えると限られた面積をどう使うかが大事なんですね。


こうして話し合いは1時間半程度で終了。

実際の動線や先生たちがどう使うか?の視線でロッカーや棚の位置を決めていく3人。子どもたちや保護者の方が安心できる配慮はもちろん、先生にとって働きやすい空間かということまで大事に考えられていることが伺えました。

今後もこの保育園が10月にできるまで、情報を発信していきますのでお楽しみに!

特別コーナー

せっかくの機会なので大和ハウス工業の福本さん、西本さんに質問をしてみました。

左:福本様 右:西本様

Q:T園がこの図面になった理由ってありますか?

福本さん:T園の図面は西本さんが書いたのですが、ほかの担当が実はもう1つ別の図面案を書いていました。その案もいろんな要素が詰め込まれていて良かったのですが、ユニークな中にシンプルでわかりやすさのある今回の案がいい、と思いこちらにしました。

Q:西本さんは今回、保育園の図面設計が初とのことですが福本さんから西本さんに声をかけたんですか?

福本さん:そうです。4月に転勤してきたばかりだったので勉強のために経験を積んでもらいたい、と思って。

Q:西本さん、大抜擢ですね!今回の保育園の建物のコンセプトを教えてください。

西本さん:コンセプトは「まわりの環境との調和」です。建物の前面に公園がありましたので、眺望への配慮と外にひらいた保育園となるよう計画しました。保育室には大小様々な窓を設けて、いろんな角度から公園を眺望できるようにしています。窓の高さも変えることで光の入り方に特徴をつけ個性的な空間となるようにしました。外観は大小様々な窓がランダムに並べて園児の個性豊かな姿を表現し、一人ひとりの園児の個性が地域にとけこみ愛される園になってほしいという思いをこめて設計させて頂きました。

Q:1つの保育園を建てるとなった時、大和ハウス工業様の何人ぐらいが関わっているんですか?福本さんと西本さんだけですか?

福本さん:多いですよ。意匠設計、見積もり、現場の方・・・
うちだけでも10人近く関わっています。そこから外部の現場担当さんを含めたら100名は余裕で超えると思います。

1つの保育園ができるまでたくさんの方が関わっていることをあたらめて実感できました。 福本さん、西本さんありがとうございました!

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