クッキングだけが食育じゃない!コロナ禍で生まれたアイディア満載の食育

保育園で子どもたちが楽しみにしているクッキング。子どもたちの食への興味関心を高め、季節を感じてもらう取り組みとして、さくらさくみらいでも大切にしている活動の一つです。
ところが、昨年はその風景が新型コロナによって急変!子どもが直接食材に触れない事態に…。そんなピンチをチャンスに変え、子どもたちの食への興味をつないだ、アイディアあふれる食育活動をご紹介します。

目次
・セロリの別名知ってる?食材カードで食への関心を育む
・触らなくてもOK!ジッパーバッグでジャムづくり
・自分たちで作ったお米だから。卒園児さんの感動の一言
・コロナだからこそ見直せた 食育の本質


セロリの別名知ってる?食材カードで食への関心を育む

さくらさくみらい上原園は、渋谷区という都会の真ん中にある園ながら、入り口前のプランターでさつまいもやラディッシュ、エリンギを育てるなど、食に対する取り組みが盛ん。とはいえ、昨年新型コロナが流行し、休園期間中は園も食育もお休みに…。


それでも、その時間を普段やりたいと思っていてもできなかったチャンスととらえ、“食材カード”を使った食育を始めました。
この“食材カード”、旬の食材や、献立の紹介だけでなく、「にんじんはどこの部分を食べているでしょうか?」といった食にまつわるクイズも。クイズは毎週金曜日に出題され、翌週金曜日に答えが掲示されます。保護者の方の目にも留まりやすい場所なので、親子での会話のきっかけにも使っていただいているそう。

大人も学べる食トリビアがたくさん!


「5 月頃の在宅勤務中に手作りしました。子どもたちの様子を見に行ったり、先生たちに話を聞いたりして、子どもたちが今興味があることを伸ばせるように考えています。」(調理 渡辺先生)
「事務所の前にあるので、保護者の方の目にも留まりやすく、4 歳児の女の子は朝毎日お父さんとこのクイズをしていますよ。」(釜園長先生)
新型コロナの影響でできなくなってしまったこともある中、子どもたちの食への興味をつなぐアイディア満載の“食材カード”クイズ。
さて、あなたは答えられますか?

触らなくてもOK!ジッパーバッグでジャムづくり

新型コロナに限らず、クッキングを行う時に大切な感染症対策。さくらさくみらいではもともと、食育で子どもたちが触れた食材は「洗う→加熱する」のプロセスを踏むことを徹底してきました。

それでもやっぱり触れるのは不安…という場合に活躍するのがジッパーで密閉できるビニール袋。さくらさくみらい碑文谷では、湯剥きしたトマトを袋に入れ、子どもたちに感触を楽しみながらつぶしてもらいました。
1歳児さんなど低年齢の子の中には、はじめは感触に戸惑う子もいましたが、先生たちのフォローもあって立派なジャムの素ができあがりました。

つぶれたトマトは調理室でじっくりコトコト加熱して美味しいジャムに!
いつもよりお砂糖を多めにすると、トマトの酸味を抑えて子どもでも食べやすいジャムになるそうです。最後に、発色も鮮やかなトマトジャムをサンドしたパンをネコの形にくりぬいて、カワイイジャムサンドの完成です。

子どもたちが喜ぶ型抜きで目にも楽しく

「夏の時期ということもあり、旬の野菜であるトマトを使いました。その時いちばん美味しい野菜を食べてほしい、と調理チーム3人で相談したり、他の園の先生にも相談して、取り組みを考えています。あまり食べ進みが良くなかった野菜ですが、食育をきっかけに食べられるようになってきています。」(調理 成谷先生
)ジッパー袋でジャムづくり、子どもの野菜嫌いに悩むみなさんの救世主となるかも?!

自分たちで作ったお米だから。卒園児さんの感動の一言

さくらさくみらい柏の葉では、日当たりの良い広い園庭を活用して数年前から自分たちでお米を育てています。(お米って素人でも育てられるんですね!?)さくらさくみらいの食事でお米を使わせていただいている越後ファーム様との取り組みの中で、お米に興味を持った子どもたち。そのお米ブームを発展させた取り組みです。

芽が出てきたところから子どもたちの関心が増し、ぐんぐんと背が伸びる稲を見ながら、「●●君より高い!」と稲の成長を喜ぶ様子がうかがえました。

収穫した際は、稲の色を色鉛筆から捜そうと24色色鉛筆を買い、色を混ぜて色彩感覚が豊になるようなあそびを行いました。


大きめのバケツに稲を植え、成長を見守り、自分たちで収穫したお米。ただお米を育てるだけでなく、そのお米でおにぎりを作り、それを持って卒園遠足に行くのが、保育園生活の集大成にもなっています。 残念ながら昨年、今年は新型コロナの影響で園の外への遠足はかないませんでしたが、子ども達が慣れ親しんだ園庭で、自分たちで作ったお米の入ったおにぎりを食べました。
「こんな幸せなことってない~」と、どこか特別な場所に行かなくても、日々当たり前にしていることの中に幸せを見つけてくれた子どもの一言に感動です!

コロナだからこそ見直せた 食育の本質

「食育というと、どうしてもクッキングに目が向きがちですが、食育はクッキングだけじゃない。新型コロナ感染症対策でこれまで通りのクッキングが難しくても、その分、他の食育に力を入れられたのは良かったと思います。」(さくらさくみらい本社調理チーム)との言葉通り、さくらさくみらいでは、調理室メンバーを中心に、子どもたちの食への興味をつなごうと、他にもさまざまな工夫やアイディアが取り入れられています。

・食文化を通じてマナーを育てる

お箸のマナー、答えられますか?

子どもが徐々に成長するにつれ気になるのが「お箸デビュー」。お箸の練習だけでなく、お箸のマナーや三角食べなどの食事マナーも一緒に身に着けられるよう工夫した活動も。
「まよいばしはよくないよ!」と子どもに教えられる日も近い…?!

日本ならではの行事や季節の移ろいも、さくらさくみらい流

さくらさくみらいでは季節にあわせた行事食を取り入れ、日本文化や季節の移ろいを感じられるようにしています。2月の行事食は節分の「鬼さんハンバーグ」。実に個性豊かな鬼さんがそろい踏みしているところに、園の個性を大事にするさくらさくみらいらしさが表れています(笑)。

各園それぞ個性たっぷりの「鬼さん」たち

さくらさくみらいでは「食べることは生きること」として、食べることが楽しくなるような取り組みを日々、工夫しています。また、オモシロ食育を見つけたらご紹介していきますね!

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