2022年上半期 気になる!保育に関するニュース

2022上半期保育に関するニュース

夏休みが終わると何となく今年も残り少ないな…という気分になりますが、みなさんの2022年上半期はどんな半年でしたか?ウィズコロナが進む中、まだまだコロナに翻弄された半年だったのではないかなと思います。
今回のさくスマは、編集部が気になった2022年上半期の保育に関するニュースをご紹介!

目次
コロナ禍で注目されるエッセンシャルワーカー
子どもたちの未来の環境を守るために
子どもの興味を瞬時に察して手作り遊びの提供を

コロナ禍で注目されるエッセンシャルワーカー

コロナ禍になって今年で三年目。
今まで経験したことのないパンデミックに、コロナ禍一年目は園も一斉休園という今までにない経験をしました。園見学や面接もオンラインへシフトをしていましたが、最近では実際に園見学する方も増えてきたり、徐々にコロナと共存していくという世の中の意識が変わりつつあります。

1月には5歳児のワクチン接種開始や2月には保育所の休園最多、5月には未就学児は屋内外でのマスク着用不要など、上半期もコロナに関するたくさんニュースを耳にしました。
子どもたちのコロナ関連のニュースが上がってくるのと当時に、注目されたのが「エッセンシャルワーカー」。私たちが生活していく上で必要不可欠な労働者のことです。
新型コロナウィルスが流行し、注目された「エッセンシャルワーカー」という言葉ですが、
Yahoo!が調査した、2022年上半期のカタカナ検索TOP5でも2位に「エッセンシャルワーカー」がランクインしていました(※)。

保護者さんたちも、国の緊急事態宣言後、在宅勤務が多くなったとは言え、お休みではないので、子どもたちを保育園に預けなければなりません。
保育士さんたちは、まさに私たちの生活の中で欠かせない「エッセンシャルワーカー」の一つ。コロナ禍によって、改めてその点に気づかされるようになりました。

(※)関連記事:22年上半期のカタカナ検索TOP5 2位「エッセンシャルワーカー」、1位は「プロパガンダ」https://news.yahoo.co.jp/articles/d7dc726d410abd108e2385431fbfc56027db18df

子どもたちの未来の環境を守るために

「SDGs(エスディージーズ)」ってみなさんご存じですか?最近テレビなどで良く耳にするので、ご存じの方も多いかもしれませんね。
SDGsとは、2015年国連サミットで採択された、持続可能な社会を作るための開発目標のこと。国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成したい17項目の目標で構成されています。

SDGs17の項目

お気づきの通り、ほとんどの目標が保育にも関係してきますよね。
たとえば、家庭からの廃材を利用したおもちゃ作りや、

空き箱を使った制作
空箱などの廃材を使って製作活動!(さくらさくみらい西台)

食べ物の大切さについて食育を通して学ぶなど、日々の活動を通して、子どもたちを取り巻く環境に関心がもてるよう保育の活動の中に取り入れていました。
保育は業務そのものがSDGsと密接にかかわっているんですね。

さらに、近年は事業者としてSDGsに取り組む保育園も多くみられるようになりました。
実は、さくらさくみらいでも、環境に配慮した石鹸の導入などSDGsに関する取り組みを行っているんです。
コロナ禍が続き、衛生管理のためこれまで以上に子どもたちや保育士さんの手洗い回数も増え、手洗い石鹸の消費量も多くなっている昨今。さくらさくみらいでは、この「手洗い石鹸」から環境を見直そうと考え、植物性由来の石鹸よりも環境に配慮した「使用済みの食用油」をリサイクルすることで生まれた『あわぷくハンドソープ(ヱスケー石鹸)』を導入しました。

あわぷくハンドソープで手を洗う子ども
あわぷくハンドソープでの手洗いの様子

使用済みの食用油は、流せば水質汚染、焼却すれば地球温暖化を加速させる要因の一つです。
リサイクル石鹸を使うことによって環境にもやさしく、子どもたちや先生たちにもSDGsについて考えるきっかけになってくれればいいなと思います。

■参考
【保育園×SDGs】さくらさくみらい各園で廃食油石鹸を導入
https://www.sakurasakuplus.jp/news/filedownload.php?name=537cb6ae1c589689ebb156f1aa262079.pdf

■関連ブログ
さくらさくみらい西台「思い出発表!」
https://www.sakura-39.jp/hoiku/nishidai/blog/?ID=43478

子どもの興味を瞬時に察して手作り遊びの提供を

保育では欠かせないおもちゃ。子どもの成長にあわせ
毎年6~7月に開催される「おもちゃ大賞」。今年受賞したおもちゃの中には、お父さん・お母さんの声を登録するとその声で様々な話を聞かせてくれるAIによる音声合成技術を搭載したスピーカーや、商品スキャンからスマホ・カード・現金決済方法を選べる某人気キャラクターのセルフレジなど、時代を反映したしたおもちゃなどが見られました。

保育園でも子どもたちの興味にあわせ、市販のおもちゃを購入して遊んだりしています。

それだけでなく、市販のおもちゃにチョイ足しすることで子どもたちの遊びが広がったり深まったりしそうなときや、市販ではちょっと大きすぎるな、小さすぎるな…そんなときはおもちゃを手づくりしちゃいます!
子どもたちを毎日観察し、いま何を必要としているかタイミングをとらえるのが上手な先生たち。AIなどの高度なものは作れないけど、子どもたちの近くにいる先生だからこそ、子どもたちの年齢や成長・興味に合わせたおもちゃが作れるんですね。

例えば、さくらさくみらい新東陽では、成長の変化がとっても早いひよこ組(0歳時)さんの興味関心に合わせて、様々なおもちゃを手作りしています。

音の出るおもちゃ

ダンボールの芯を活用した音の鳴るおもちゃ
振って楽しんだり転がして遊べます

市販の音の出るおもちゃは鈴の音が一般的ですが、段ボールの芯の中にビーズを加えたりし、手作りならではの音のバリエーションを楽しんでいます。
子どもたち自身で振って音を楽しんだり、転がっていくのをハイハイで追いかけたり。

■滑り台

手作り滑り台
先生たちが一生懸命作成した滑り台、子どもたちも楽しそうですね♪

うさぎ組(1歳児)さんでは、市販だとどうしても大きさや高さが決まっているので、保育室の大きさや子どもたちの今の身体の大きさにジャストフィットをダンボールで手づくり!自分たちで滑り台の上に乗ったり、人形を滑らせたり、ボールを転がしたりして遊んでいます。

一方、さくらさくみらい小日向のひよこ組(0歳児)さんでは、

リモート会議ごっこ
本物と見間違うほどの先生お手製のPC!子どもたちに大人気だったようです!

なんと、Zoom会議が行われていました!
この数年ですっかり浸透したICT化やオンライン会議。育みたい子どもたちの力は変わらずとも、やっぱりトレンドってあるんだなぁ~と思いました。

■関連リンク
おもちゃ大賞2022 https://toys.or.jp/toyshow/awards.html ※外部サイトへリンクします

■関連ブログ
さくらさくみらい新東陽「手作りおもちゃ製作中🐸♪」
https://www.sakura-39.jp/hoiku/shintoyo/blog/?ID=45065
さくらさくみらい新東陽「手作りおもちゃで遊ぶ子どもたち♪」
https://www.sakura-39.jp/hoiku/shintoyo/blog/?ID=45648

さくらさくみらい小日向「手作りおもちゃ🐣」
https://www.sakura-39.jp/hoiku/kohinata/blog/?ID=31174


いかがでしたか。
今年の上半期は、保育園のあり方をより一層感じられるニュースが多かったように感じました。
これからも子どもたちの未来のために、保育園の役割をみなさんと一緒に考えて行けるといいなと思います。

さくらさくみらいに興味を持った方は…

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