【保育園の作り手たち】 vol.2
想いをかたちに デザイナーさんの仕事術

【保育園の作り手たち】シリーズ、第2回はブランディングデザインを行われている株式会社ノンバーバル様の“チームさくらさく”(とさくスマ編集部が勝手に命名)、池辺様、大畑様にインタビュー。 ノンバーバル様には、園の顔となるロゴマークの他、新しく仲間に入ってくださる職員の方に“さくらさくみらいらしさ“を伝えるための採用サイトやパンフレットなど、たくさんのシーンでお手伝いいただいています。実は、このさくらスマイルもお2人が作ってくださったんですよ~。
言葉では伝えにくい「おうちのような」保育や「さくらさくみらいらしさ」。それを形にするために、どのような苦労があったのでしょうか?
ちょっと憧れ✨のデザインのお仕事についても聞いてみました!

目次:
・ターニングポイントは園見学 「おうちのような」ってどんなこと?
・形のないものに形を与える デザイナーはお医者さん!?
・夢は山手線ジャック! “チームさくらさく”で作り上げる醍醐味
・デザイナーのこだわりの一品

 

ターニングポイントは園見学 「おうちのような」ってどんなこと?

さくらさくみらいが掲げるのは、「おうちのようなほいくえん」。分かりやすいようでいて、形のないものをマークやWebサイトやパンフレットで表現していくのは、実はとても大変な作業です。「おうちのような」という言葉から思い描く「おうち」は、一人ひとり違うからです。

さくらさくみらいが表現したい「おうち」は、一体どんなものなのか?さくらさくみらいのロゴ(ブランドの根幹)を作られた前任の方から引き継いだお2人は「まず、さくらさくみらいらしさ、おうちのようなほいくえん、を自分へ落とし込むところから始めました」(池辺様)。

「おうちのようなって、どういうことだろう?」「さくらさくみらいらしさって何だろう?」
悩むお2人のターニングポイントは、ずばり“園見学”でした。

「私の幼稚園時代と全然違う!おうちのようなってこういうことか~!って。まさに百聞は一見に如かずでした。」(大畑様)

アシスタントデザイナー / 大畑 桃夏 様(社歴 2年 / 2021年現在)

決められたカリキュラムがなく、子どもたちが自由に思い思いに遊ぶ姿が、まさに「おうちのよう」で、さくらさくみらいが求める保育の姿がすっと入ってきた、という園見学の体験。
幼稚園で、決められた時間に決められたことをして過ごしてきた大畑さんには、その子どもたちの姿がとても新鮮で、まさに「おうちのよう」と感じられたそうです。

「先生方の距離感も姉妹や、親子みたい。お迎えの保護者様にも“おかえりなさ~い”ってご挨拶されているのが印象的でした。まるで実家に帰ってきたようなあたたかさを感じました。」(池辺様)

アートディレクター・デザイナー / 池辺 エリカ 様(社歴 9年 / 2021年現在)

園長先生と職員や、職員と保護者様の関係がとてもフラットで、家族のような雰囲気だったことも、おうちのようなというイメージと強く結びついた、と話してくださいました。

「仕事場で頑張ってきた保護者の方は、家でも今度は子育て・家事に奮闘するわけですよね。その合間、ふっと力を抜いてスイッチを切り替えられる場所…保育園はもちろん子どもたちのための場所なのですが、保護者様がたにとっても、おうちのようにホッとする大事な場所になっていると感じました。」(池辺様)

実際に園見学で子どもたちの人懐っこさや、先生たちのアットホームさを見て、「おうちのような」「さくらさくみらいらしさ」はこういうことか!と体感くださった池辺さん、大畑さん。その後のデザインは順調に進んでいくように思えました。が、実は中途採用のサイトはなかなかの難産だったとか。

「保育園で働く先生たちの“等身大”を考えた時、かわいいだけではなく、20代30代の大人の女性に響くデザインが必要ということになりました。これまでのさくらさくみらいらしさを踏まえながら、さくらさくみらいが求める人財に向けたデザインを作る必要があったんです。」(池辺様)

それまでのデザインは「おうち」のイメージ、“さくら”から着想したピンクのイメージが強く、それだとどうしても幼くなってしまうという悩み。とはいえ、「おうちのような」あたたかさはきちんと伝えたい…、そんな悩みを救ったのも園見学だったそうです。
「ここでも、園見学の経験がすごく活きました。園を見ることで、さくらさくみらいが大事にしている“軸・らしさ・求める先生像”が分かった。だからこそ、どこまで遊んだ・振ったデザインができるか?が、つかみやすくなったんです。」(池辺様)

満場一致の一発OK!だった中途採用サイトの大人かわいいイラスト

実は、さくらさくみらいのロゴを作ってくださった前任のデザイナーさんも、ロゴ作成の際には、ブランディングディレクター 代表冨士様とともに園ヒアリング・リサーチを綿密に行い、「さくらさくみらいらしさとは?」を現場の声から抽出されていったんだとか。事件は現場で起きてるんだ!という名セリフさながら、「さくらさくみらいらしさ」も間違いなく現場で作られています。

 

形のないものに形を与える デザイナーはお医者さん!?

園見学で「おうちのような」の軸が分かった!…とはいえ、形のないものを形にしていく作業はとても大変な気がします。一般人には到底ひねり出せない特殊能力をお持ちのようにも思えるのですが…

「弊社代表はよく“デザイナーは医者だ”と言っています。“お腹が痛い”という症状を紐解いて、なぜ痛いのかその症状の裏側にある原因を探して、最適な処方をするのがデザイナーだと。さくらさくみらいでは“おうちのような”を構成している要素・大事にされているものを探して、それをターゲットの方に一番届きやすい形で“処方”していく…そんな作業です。」(池辺様)

「なんとなくカッコイイ、ではなくてしっかりと理由があるデザインを作るために、今あるデザインを分解して見るクセを付けるようにしています。このロゴは文字が互い違いになっているな、とか文字に白い影が付いているな、とか。」(大畑様)

デザインを作り上げていく作業はその逆。ヒアリングや園見学で得た「おうちのような」「さくらさくみらいらしい」部品を組み立てていくような作業なんだそうです。

なんとなく日々「ひらめいたー!」とお仕事をしていそうなイメージがありましたが、実際は結構ロジカルな作業なんですね。

ちなみに、どんなデザインも分解して見るクセが付いてしまったお2人。電車に乗っていても「あの広告、どう思う?」「自分だったらこう作る」と、どうしても仕事の話になってしまうとか。デザイナーさんにも、職業病があるとは…(笑)初めて知りました!

夢は山手線ジャック! “チームさくらさく”で作り上げる醍醐味

現在は、採用サイトやパンフレットなど採用ブランディングにまつわるデザインだけでなく、ポスターや封筒や名刺…たくさんの「さくらさくみらいらしい」デザインを作ってくださっているお2人。お2人はその中でも何を作っているときが一番楽しい!と思うのでしょうか。

「Webサイトと冊子を作るのが特に好きです。Webサイトはトレンドの移り変わりが激しいので、新しいものを見て取り入れる面白さがあります。冊子は、使えるスペースが限られているので、その限られた場所に入れたい情報をどうやってはめ込んでいくかが楽しい!お弁当箱にきれいに具材を並べられた時みたいな達成感があります(笑)。」(大畑様)

「デザイナーは1人で黙々と絵を描いているようなイメージがあるかもしれませんが、実はチームでの作業がほとんどです。ブランディングチームで“さくらさくみらいさんのこのデザインどうしよう?”とそれぞれのスキル・アイデアを持ち寄って話している時間が一番楽しいです。」(池辺様)

デザイナーさん、と一言で言っても得意分野は様々。得意分野を持ち寄り、ブラッシュアップし、1つのアウトプットを作り出す時間が大好きなんだとか。

先生たちの個性や得意技を持ち寄って、子どもたちの成長を支える1つの保育園を作り出す…園のチームワークとも似ています。デザイナーさんと保育園、なかなか交わらないように思える2つのお仕事ですが、こんな共通点もあるんですね。

   

ずばり聞きたい!「さくらさくみらい」にどうなってほしいですか?

「全国に保育園を作ってほしい!さくらさくみらいさんとお仕事して、“おうちのような” “さくらさくみらいらしい”保育はこれからの時代に絶対必要だと思いました。私の友人にも保育士さんが居て、いつも悩みを聞いているので、“さくらさくみらい、いいよ!”って言いたいんですが、近くには園がなくって…」(大畑様)

「私も同じ!保育園と言えばさくらさくみらいだね、という風にたくさんの方に知っていただき、愛される企業・ブランドになっていただきたいです。そして子ども・保護者・職員、みなさまの笑顔あふれる社会に。デザイナーとしては、山手線ジャックも夢です!!(笑)」(池辺様)

もはやお2人なしではいられない!というほど、数々の素晴らしいデザインを生み出してくださっているノンバーバル様。
「さくらさくみらいは、新会社・新規事業のネーミングにもきちんとブランドとしてのストーリー、想いがたくさん詰まっていて、それを私たちに丁寧に伝えて下さるので、私たちもすぐに愛着がわきます!」とほめてもらって、ちょっと嬉しいさくスマ編集部なのでした。
山手線ジャックの夢をかなえるその日まで、末永くよろしくお願いします!

チームさくらさく(勝手に命名)のお二人。これからもよろしくお願いします!

デザイナーのこだわりの一品

お仕事に欠かせない!これがあると仕事がはかどる!そんなこだわりの一品をご紹介いただきました!

大畑様のこだわりの一品【ラフデザイン用のノート】

無印良品のダブルリングノートB5。このノートにこだわりがありすでに数十冊同じノートを使われているとか。デザインを作るときはこのノート。アイデアの源泉です。

池辺様のこだわりの一品【クロッキーノート&ネイル】

アイデア出し・ラフデザイン用のクロッキーノート&ネイル。ネイルがかわいいと気分が上がり、デザインも捗るとか。PC仕事をしやすいよう人差し指だけ少し短くしてもらうこだわりも。


いかがでしたか?
「保育園の作り手たち」シリーズでは、今後も一緒に園を作り、盛り上げていって下さる方々をご紹介して参ります。次回もご期待ください!


今回お話をうかがったのは…

株式会社ノンバーバル

東京・大阪を拠点としたブランディングデザイン会社。
変動が多く、複雑かつ多様性のある時代トレンドに応えるべく、すべての人の心に愛(ブランド)をもたらすブランディングを目指し、企業経営者の伴走者であることをモットーに、様々な業種のブランディングデザインを行なっています。
https://www.nonverbal.co.jp
https://www.instagram.com/nonverbal.inc/

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