2022年 気になる!保育に関する最新ニュース

2022年も残すところあとわずか。
年が明けたのもついこの間だったのに…と驚きを隠せませんが、今年は昨年よりコロナの制限も少しずつ緩和され、夏休み期間はコロナ後初めて行動制限が解除されたり、去年とは違った一年だったように思います。
保育や子ども関連でもたくさんのニュースがありましたね。
今回のさくスマは、2022年上期版に続き、編集部が気になった2022年の保育に関するニュースをご紹介します!

目次
みんなの笑顔を守る園づくりに
一年前とどう変わった?コロナ事情
楽しみながら身体能力を高める「うんどう」あそび

みんなの笑顔を守る園づくりに

2022年も様々なニュースがあった中、保育に関わる私たちにとって信じがたい、そしてとても悲しい保育園内での虐待に関するニュースが飛び込んできました。驚かれた方も多いのではないかと思います。

日々、愛情をもって子どもたちを見守っている大多数の保育士の先生方はもちろん、さくらさくみらい全体でも、「まさかそんなことができる人がいるなんて…」と強い衝撃とともに、虐待のニュースを受け止めています。どんな小さなことであっても、子どもたちの尊厳を傷つけること、それにつながるような行いは絶対にしてはいけない。その想いをひとつに、常に学び続け考え続けることができるよう、さくらさくみらいでは様々な対策を行っています。

まず、独自の虐待に関するセルフチェックシート。
このチェックシートを用いて、保育士の採用時に、“虐待とはどのようなことか?”“どうしたら防止できるか?”と常に考えながら行動のできる方を採用するともに、入社後も園内研修を通して人権擁護のためのセルフチェックリストを用いたり、グループディスカッションを行い人権を尊重した保育について考える機会を設けています。
さらに、同じ園の人には話しにくいことも相談できるように、本部の運営ユニットが定期的に園を巡回。先生同士の人間関係だけでなく、日頃のモヤモヤもスッキリ解消できるようサポートを行っています。

また、各園の保育室に防犯カメラの設置を行い、保育の様子を記録しています。
録画していると聞くと委縮してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、カメラがあることにより先生たちも自分たちの保育を見直すことができ、万が一事故などが起きた際にも、記録を遡り先生たちの過失ではないことを確認することもできます。このように、さくらさくみらいでは子どもたち、先生たちが安心して過ごせるように設備面でも対策をしています。

お散歩をしている保育士と子ども
子どもたちの笑顔を大切に

保育士も人間なので、体調や心の浮き沈みはもちろんありますよね。だからと言って、みんなが見ていないから、まだ子どもでわからないからと、感情の矛先を子どもたちに向けるのはもってのほか。

さくらさくみらいのコンセプトは「おうちのような」保育園。家族がお互いを思いやるように、クラスの垣根を越えて、担任の先生以外も連携をとって保育をしています。「担任の先生、ちょっと疲れてそうだな」と思ったらヘルプに入ったり、受け持ちクラス以外の子どもの変化を見守って「〇〇ちゃん、靴下はけるようになったんだ!」なんて細かな成長に声をかけるのは日常茶飯事。そうやって、園全体で保育を学びあい、助け合うからこそ、みんなが笑顔で居られる園づくりを行っています。

一年前とどう変わった?コロナ事情

2020年頃から流行している新型コロナウィルス。この3年でも様々な変化がありました。
今年7月、千葉県の保育所を皮切りに数々の自治体が濃厚接触者の特定を取りやめる意向を発表。

これまでは、保育園で感染者が発生すると、一緒に行動をしていた子どもたちや保育士も濃厚接触者となり、7日間の自宅待機となっていました。それにより、保育士不足などで休園を余儀なくされた園もすくなくありません。夏以降、徐々に濃厚接触者の特定を行わない方針の自治体も増え、さくらさくみらいでも園の休園が最小限で済むようになりました。また自宅待機が7日間から5日間へと短縮されたのもこの時期です。

方針が変わった当初は感染爆発を恐れていましたが、コロナが流行する前から行っていたおもちゃの消毒や手洗いなど普段通りの感染症対策をさらにしっかり行うことにより、感染を防げています。

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楽しみながら身体能力を高める「うんどう」あそび

最後に、今年を象徴することと言えば、老若男女関係なく盛り上がり日本中が歓喜の渦に包まれたサッカーワールドカップ。日本は残念ながらベスト16でしたが、サッカーの需要が高まり某4人の選手が小学生の時に所属していたサッカークラブは、入団希望などの問い合わせがいつもの10倍ほどあったとか…。
子どもたちはいつの時代だって元気の象徴!と思いきや、スポーツ庁が毎年執り行っている「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(※出展:スポーツ庁 https://www.mext.go.jp/sports/content/20211222-spt_sseisaku02-000019583_111.pdf)では、3年前と比べて子どもたちの体力が下がってきていると報告があがってきています。これは、コロナ禍により学校の活動が制限されたことで、体育の授業以外たとえば放課後に外で遊ぶなどの取り組みが少なくなったことが要因として考えられるそうです。

体幹を鍛える遊び
さくらさくみらいで行われている「うんどうあそび」のようす

さくらさくみらいでは、以前さくスマでもご紹介した、さわだスポーツクラブさんと一緒に作った「うんどうあそび」を普段の活動の中に上手に取り入れ、子どもたちが楽しみながら自然と体幹や運動力の向上が身についてしまうプログラムを展開しています。

子どもも先生も楽しみながら、自然と体幹や運動能力の向上が身についちゃう!なんて素敵ですよね。

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いかがでしたか。
2022年は暗いニュースも多い中、全体的に保育園のあり方を感じさせられるニュースが多かったように感じました。

みなさんにとってはどのような一年でしたか?
楽しいこと、辛いこと、嬉しかったこと、悲しかったこと色々あったかと思いますが、2023年、皆さんにとって笑顔と希望が溢れるより良い一年でありますように。
来年もさくスマならびにさくらさくみらいをどうぞよろしくお願いいたします!

さくらスマイル
編集部一同

さくらさくみらいに興味を持った方は…

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