保育士直伝!あの絵本がもっと楽しくなる読み聞かせ法(乳児編)
絵本は子どもたちの想像力や感情を豊かにしてくれ、保育士さんにとっても強い味方。ですが、まだ言葉を十分に理解していない0歳児さんの絵本は、擬音語や擬態語が多くどうやって活用すれば良いかお悩みの方も多いのでは?
そこで!はじめて触れる絵本としても人気のあの「だるまさん」シリーズを何倍も楽しくする方法をさくらさくみらい弥生町の先生から伝授しちゃいます!
みんなとっても楽しそう~♪
動画ではお伝えしきれなかった一緒に絵本を楽しむコツはこちら!
1.音階をつけて注目を集める
2.子どもたちの出来た!を大切に
3.とにかく一緒に楽しむ!
1.音階をつけて注目を集める
絵本タイムの始まり、保育士さんが「だるまさんだー♪」とゆら~ゆら~と体を動かし始めました。その“ゆらゆら”の動作とともに「だぁーるぅーまぁーさぁーんが~~」と読み進めて行きます。
ここがまさにポイント!ゆらゆら揺れ、ゆっくり「だるまさんが」と読むこと。
リズムを大切に大げさなくらいに声に抑揚を付けることで「何かが始まったぞ?」と伝えます。さらにゆうーっくり読むことで、子どもたちにも言葉が伝わりやすくなるんです。
自然と子どもたちも、声のする保育士さんたちのほうに近づいて一緒にゆらゆらし始めていました。

2.子どもたちの出来た!を大切に
2つめのポイントは、子どもたちが絵本の動作を真似たときに、拍手をしたり「できたねー!!」とオーバーなくらいリアクションをすること。
確かに、保育士さんたちが嬉しそうな声や表情をすると、子どもたちも嬉しそう。次は何かな?やってみよう!という好奇心が生まれるんだとか。
子どもたちがその動作を気に入り何回もする場合もあるかと思いますが、途中で止めず子どもたちが満足するまで一緒にやることも、絵本の時間を楽しくするコツです。
保育室では、「だるまさんが~ びろーん」のところで、一人がびろーんと手を伸ばして真似をしたところ、次から次への「びろーん」の輪が広がっていました。

3.とにかく一緒に楽しむ!!
そして、最後に一番重要なこと.…
それは、恥ずかしがらずに、とにかく読み手の大人が自ら楽しんでやる!ということ。
「だるまさんが」の絵本なら、だるまさんになりきってやる!です。
「だるまさんが~ドテッ」のフレーズでは、思い切り「ドテッ」と保育士さんが転ぶと、それを見て子どもたちも楽しそうに寝っ転がります。「だるまさんと~ぎゅっ」では、『ぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅ~』と少し大げさなくらい、子どもたちを抱き寄せるポーズをすると、近くにいた子も保育士さんに「ぎゅー」っと両手で抱きついてきました。
保育士さんが楽しんで読むことで、子どもたちにもその笑顔が伝わって絵本の世界を全身で楽しんでいるようでした。

いかがでしたか?
読み聞かせに悩んでいた方もこれなら簡単にでき、上手に絵本を活動に取り入れ子ども達の学びや発見につなげていきたいですよね。
ぜひみなさんも絵本の読むときの参考にしてみてください!
さくらさくみらいにご興味を持った方は…